Portraits Photographiques et Uniformes.
【Photographs by】Freger, Charles（シャルル・フレジェ）
【出版社】POC Editions 2003年
【装丁】Wrappers（ペーパーバック）
【ページ】120 pages with col. illus.
【サイズ】27.1 x 21 cm
【状態】B-: 表紙スレ, 最終ページ角上部少し破れ(8mm程）
フランスの写真家 Charles Freger（シャルル・フレジェ）の写真集「BLEUS DE TRAVAIL」です。
フレジェは、2000年にルーアン美術学校を卒業して以来、シリーズ形式による写真ポートレートに取り組み続けています。彼の関心は、特に若者たちが反抗しながらも同時に受け入れている「集団への帰属」という概念を表すものにあります。
彼らは自らを指し示し、互いを認識するための社会的な「皮膚」として、それをまとっているのです。
『Bleus de Travail』で撮影した労働着を身にまとう若い労働者階級の男女は、その作業着によって囚人や修道女のようにも見えます。
しかし本書の序文が指摘するように、フレジェが見ているのは「個々人がどのようにその制服を“生き、働いている”か、つまり“自分の”制服として扱っているか」です。
新品でアイロンがかけられているのか、使い古されているのか、破れているのか、汚れているのか、前を閉じているのか、開けているのか、袖をまくっているのか、体を覆っているのか出しているのか、ぴったりなのか、ゆるいのか、短すぎるのか長すぎるのか――その態度や扱い方こそが、彼らが制服と自分を差異化し、区別する方法なのです。
