【Photographs by】Joel Sternfeld(ジョエル・スタンフェルド)
【出版社】Steidl 2019年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】156 pages with col. plates.
【サイズ】28.2 x 30.9 cm
【状態】B-: 表紙スレ,ページ少ヤケ等
2018年4月14日の早朝、デヴィッド・バックルはニューヨーク・ブルックリンのプロスペクト・パークに入り、自らに火を放ちました。彼は社会正義とLGBTの権利を求める活動で全米的に評価された優れた弁護士でした。60歳で命を絶った当時、バックルは法律の実務を離れ、ブルックリンのレッドフックで地域農園の仕事に携わっていました。
死の直前、バックルはニューヨーク・タイムズに電子メールを送り、地球の汚染がますます深刻になっていることを嘆きました。そして、自らの死が「化石燃料によるもの」であることを通じて、人々が地球のよりよき管理者になるよう願いを託しました。
偶然にもその日、写真家Joel Sternfeld(ジョエル・スタンフェルド)は9歳の息子とともにプロスペクト・パークを訪れていました。翌日、彼は現場に戻り、その場所が徐々に再生していく様子を記録し始めました。それは、気候変動が逆転する可能性への希望を称える行為でもありました。
『Our Loss(私たちの喪失)』は、気候変動の影響をテーマにしたスタンフェルドの最新作であり、過去の『Oxbow Archive』(2008年)や『When It Changed』(2008年)に続く一冊です。