【Photographs by】Rory Gardiner(ローリー・ガーディナー) and Maxime Delvaux(マキシム・デルヴォー)
【出版社】Perimeter Editions 2025年
【装丁】Softcover(ソフトカバー)
【ページ】80 pages with col. illus.
【サイズ】30 x 23 cm
【状態】A: New
現代写真は空間を築くうえでどのような役割を果たしているのでしょうか?写真と建築のあいだには、どのような対話、緊張関係、相互作用が存在するのでしょうか?
オーストラリアの写真家Rory Gardiner(ローリー・ガーディナー) とベルギーの写真家and Maxime Delvaux(マキシム・デルヴォー) ― 新世代の建築写真家を代表する二人 ― の実践に焦点を当てながら、『Analogue Images』はこの分野を牽引する彼らの活動を探り、彼らが働くより広い領域の背景や枠組みに関する重要な問いを投げかけます。
『Analogue Images』はもともと、シドニー大学ティン・シェッズ・ギャラリーで開催された展覧会をもとにしています。そこでガーディナーとデルヴォーの作品は初めて並列して展示されました。この並置によって、彼らのコラボレーションのあり方、オーサーシップ(作者性)のかたち、そして日常生活の捉え方における特有のニュアンスが明らかになりました。本書では、当初展示された22点の写真を倍増させ、より幅広い作品群を紹介するとともに、写真家や協働者、批評家たちによるテキストも加え、イメージの背景をより深く掘り下げています。
これらの写真の大部分は、プロフェッショナルな依頼によって制作されたものです。ブリュッセルを拠点にするデルヴォーは、ブルーザー、バウクンスト、51N4E、ムオト、クリスティアン・ケレツらの指名するフォトグラファーであり、一方、メルボルンを拠点とするガーディナーは、バラッコ+ライト、リチャード・スタンプトン、カンダレパス・アソシエイツ、ビュヒナー・ブリュンドラー・アーキテクテン、ルートヴィヒ・ゴデフロワらと協働しています。
私たちは彼らの写真を通して、現代建築の大部分を目にしているのです。
その意味で、『Analogue Images』は、彼らの仕事に対する批評的な分析を試みると同時に、優れた建築作品群を集めたコレクションでもあります。