flotsam books（フロットサムブックス）

【Photographs by】Sam Contis（サム・コンティス）
【出版社】aperture 2022年
【装丁】Softcover（ソフトカバー）
【ページ】224 pages with monochro. illus.
【サイズ】24.8 x 17.1 cm
【状態】A: Like New
『Overpass』は、「風景の中を移動するとはどういうことか」という問いを巡る作品です。イギリスの田園地帯に何世紀も張り巡らされたフットパス（歩行者用の小道）を歩きながら、アーティストのSam Contis（サム・コンティス）は「スタイル（stile）」と呼ばれる構造物に着目します。スタイルとは、壁や柵を越えるための簡素な通路で、私有地を通って公的にアクセスできる仕組みを提供するものです。

彼女の白黒写真による没入的な連作では、これらのスタイルが風景の中で繰り返される彫刻的な形として登場し、一方では自由な移動への招待として、また他方では囲い込みの歴史を思い出させるものとして映し出されます。木や石で作られたそれぞれ異なるスタイルは、進むべき道を示す印のように見えたり、下草に隠れて朽ちかけていたりもします。

作家デイジー・ヒルドヤードによるエッセイがこの作品を、イギリスの風景の歴史と現代の環境問題に関する議論の中に位置づけています。ナショナリズムの高まりや国境の再強調が見られる現代において、『Overpass』は、私たちが境界をどのように越えるのか、誰が空間を所有しているのか、そして自然環境を私たちがどう形づくり、また将来どう形づくっていくのかを考えるよう促しています。

拡大表示	サム・コンティス 写真集: SAM CONTIS: Overpass 店舗受取OK 販売期間: 価格: 3,300円 (税込) 購入数: 冊 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる 友達にメールですすめる