【Photographs by】Corinne Day(コリーヌ・デイ)
【Edited by】Sofia Coppola(ソフィア・コッポラ)
【出版社】Important Flowers 2025年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【ページ】88 pages with col. illus.
【サイズ】24 x 20 cm
【状態】A: New
Sofia Coppola(ソフィア・コッポラ)が初めて手がけた長編映画『The Virgin Suicides』の撮影にあたり、彼女はイギリスのファッション写真家 Corinne Day(コリーヌ・デイ)を現場に招きました。
1990年代の象徴的なモデルたちを飾り気なく、グランジ感あふれるスタイルで撮影して名を馳せたデイの「女性の美」の表現は、コッポラのデビュー作と見事に呼応します。
コッポラはこの作品で、控えめながら共感に満ちた女性像の描写を確立しました。
本書は、コリーヌ・デイのオリジナルネガから編集されたもので、『The Virgin Suicides』の公開25周年を記念して刊行されました。コッポラが描いたリズボン姉妹と郊外の閉塞的な世界を、魅惑的かつこれまでにない視点から掘り下げています。
デイの写真には、映画のセットの豊かな神秘性が映し出されており、撮影中やその合間に見せる若い俳優たちの自然なポーズや物思いにふける表情を通じて、親密で協働的な撮影現場の空気が伝わってきます。
十字架、ピンクのレースブラ、ホームカミングドレス、美容用品、キャンディアップルといったセットや衣装の断片がさりげなく登場し、思春期の抑圧と憧れというコッポラの描写に寄与しています。