【Photographs by】Hannah Altman(ハンナ・アルトマン)
【出版社】Kris Graves Projects 2020年, First Edition, limited edition to 300 copies
【装丁】Softcover(ソフトカバー)
【ページ】48 pages with 27 plates
【サイズ】21.5 x 17.4 cm
【状態】B: Vey Good
アメリカ人写真家 Hannah Altman(ハンナ・アルトマン)のファースト写真集『Kavana』です。
アルトマンは写真を基盤としたメディアを通して、身体のしぐさ、血縁、内面的空間との関係性を表現しています。
「ユダヤ思想では、行為の記憶はその行為自体と同等に本質的なものであると考えられています。つまり、私の手が傷ついたとき、私は他の手を思い出します。痛みをたどって、別の痛みへと遡るのです——母が私の手首を強くつかんで交差点を渡ったときのこと、曽祖母の指先がナチスから逃れるために向かったキューバ行きの船上で痺れていたこと、ヘブライ人たちの荒野での旅路を通してミリアムの手のひらが絶えず水を注ぎ続けていたこと——こうしてユダヤ人は痛みを理解するのです。ユダヤ・ディアスポラにとって物理的な空間は不変のものではないため、時間と、その中に染み込んだ儀式こそが、受け継がれる手段として中心に据えられているのです。」
– ハンナ・アルトマン