【Photographs by】Sergio Purtell(セルヒオ・プルテル)
【出版社】Stanley/Barker, 2024年
【装丁】Hardcover(ハードカバー)
【Pages】184 pages with col. and monochro. illus.
【サイズ】29.8 x 24.5 cm
【状態】A: New
写真家 Sergio Purtell(セルヒオ・プルテル) は1970年代初頭、チリの独裁政権の到来を前に米国へ移住しました。
『Moral Minority(モラル・マイノリティ)』は、1977年から1990年代初頭にかけて撮影されたアメリカの写真で構成され、解放と征服という二つの神話にとらわれた国での生活の痕跡を写し取ります。フェアやパレード、屋外での暮らしなど、ありふれていながら固有の瞬間をとらえ、公共空間に潜む親密さや交わり、まれな休息から流れ出る人間的な優しさを記録します。
「最初に気づいたのは“壁”がないことだった。…(中略)…チリの自宅では、アメリカについて、テレビや映画、音楽、自由や可能性で知っていた。白い柵は豊かさを示すものに見えた。しかし、その向こうに、アメリカン・ドリームが現実に目覚める広大で謎めいた風景を垣間見た。/今日、この国は私が到着した頃とは同じ場所ではない。南部国境には壁が築かれつつある。私がこれらの写真を撮っていたとき、東ベルリンでは壁が崩れていた。『Moral Minority』はこの〈良心の崩壊〉への瞑想である。物語を組み立てるために、周縁へと押しやられた人々、正と誤のあいだの複雑な状況を証言できる人々のナラティブに目を向けている。」
Sergio Purtell(セルヒオ・プルテル)









