【Photographs by】Izabela Pluta(イザベラ・プルタ)
【出版社】Perimeter Editions, 2025年
【装丁】Softcover(ソフトカバー)
【Pages】192 pages with col. and monochro. illus.
【サイズ】23.8 x 16.8 cm
【状態】A: New
ポーランド出身で、オーストラリアを拠点に活動する写真家 Izabela Pluta(イザベラ・プルタ) による写真集『LUMINA: THE PHOTIC ATLAS』です。
本書は、メルボルンのヒーデ現代美術館(Heide Museum of Modern Art)で発表された彼女のサイト・レスポンシブなプロジェクト「Lumina」を拡張・体系化したものであり、写真をめぐる時間・記憶・無常・場所の概念を探究しています。
1年にわたり、季節の変化に合わせて銀ゼラチン印画紙を建築空間に展開し、建物を巨大なカメラとして用い、影と光の流れを捉えました。作者は旧邸宅の中で、ガラス壁を抜ける光や影、水跡が残る床面などへとカメラを向け、日常には見過ごされがちな現象を丁寧に読み解いています。
さらに、プルタはワルシャワの幼少期の家屋の傷跡や、屋敷の裏庭に残る切り株などを映すことで、写真的イメージが「瞬間の記録」として固定されがちな構図に対し、「継続的な展開とエントロピー」を提示しています。









