【Photographs by】Huseynov, Ilkin（イルキン・フュセイノフ）
【出版社】RIOT BOOKS 2015年 2nd edition of 400 copies.
【装丁】Coptic bound
【ページ】72 pages with monochro. illus.
【サイズ】15 x 20 cm
【状態】A : New : サイン入
アゼルバイジャンの写真家 Ilkin Huseynov（イルキン・フュセイノフ）の写真集「Mühit (Second Edition)」です。1991年、ギャンジャに戻った私が最初に一見して撮った世界。ソ連の崩壊は、ありとあらゆる方法で人々の生活に影響を与えました。地元産業が実質的に消失した人々は、希望を求め海外に逃れたが、その未来は過酷です。このような状況によって出来た空白は文化的退廃のための播種の完璧な土壌を生成しました。
同年のナゴルノ・カラバフ戦争がピークを迎え、30000人以上の命を奪い、再び領土は変更されました。戦争の余波は、地域や人々の表面や深層に今でもはっきりと見えます。２、３歳の頃、私は最前線の父を訪問したのを憶えています。移動中の無限とも思える退屈な時間は、単に耐え難かった。私は、とっぴな想像を作り上げることで、時間を潰す事を憶えました。
これらの旅は、私の職業や生活の選択の源になっています。海外生活の数年後、私は、子供の頃を振り返るために、アゼルバイジャンに戻る事にしました。このような旅は誰もが目眩を感じます。時には、期待が満たされないかわりに、ほろ苦い現実を味わいます。私の母国地域への訪問は、なれなれしさと疎外感の両方をもたらしました。私の国を見ながら、疎遠になった眼で、ギャンジャの通りを歩きながら、それらは私が信頼する事が出来る唯一のものであるとわかったので、私自身の思い出を追い求めるために歩いています。
