【Photographs by】Karl Blossfeldt（カール・ブロスフェルト）, Francis Bruguiere （フランシス・ブリュギエール）, Thomas Ruff（トーマス・ルフ）
【出版社】Verlag fur moderne Kunst 2018年
【装丁】2 vols. Softcover（2冊組, ソフトカバー）
【ページ】236 pages with monochro. illus.
【サイズ】30 x 23 cm
【状態】A: New
「No Two Alike」は、2018年Foto Focus ビエンナーレの一環として、ウルリケ・マイヤー・スタンプがキュレーションした展覧会の記録であり、その総合テーマは "Open Archive "です。
本展では、1929年にロンドンのウォーレン・ギャラリーで開催された、カール・ブロスフェルトの植物写真とフランシス・ブリュギエールの照明デザインの歴史的な出会いを再現し、現代美術家トーマス・ルフの「Photograms and Negatives（フォトグラムとネガ）」シリーズと並置しています。
ブロスフェルトのバイオモルフィズムとブリュギエールの抽象性の組み合わせは、イギリスのモダニズムを理解する手がかりとなり、イギリスのアバンギャルドにおいて写真とフォトブックが果たした役割を知ることができます。
トーマス・ルフは、そのキャリアを通じて写真史に大きな関心を寄せており、ブロスフェルトとの特別な親和性を繰り返し示してきました（特に「ネガ」シリーズ）。一方、ブルギエールの抽象的な光の構成は、ルフのフォトグラムと形式的に強い結びつきを持っています。
「No Two Alike（同じものは2つとない）」という言葉は、創造の原理としての「変種」に対する3人の共通の関心を表していると同時に、これらの作品群がそれぞれ他の作品の変種を提示しているという考えを推し進めています。
