【Photographs by】Mimi Plumb（ミミ・プランブ）
【出版社】STANLEY/BARKER 2022年
【装丁】Hardcover（ハードカバー）
【ページ】136 pages with monochro. illus.
【サイズ】30 x 24. cm
【状態】A: New
アメリカの写真家Mimi Plumb（ミミ・プランブ）は、かつて家賃の安い街のはずれに住んでいました。
その近くの丘の頂上には、放散虫という微小な生物の化石である放散虫チャートが折り重なるように敷き詰められていました。丘の斜面には大きな裂け目があり、地震の脅威が常にあることを物語っています。
湾沿いのウォームウォーター・コーブには、タイヤや廃車などの光景が広がっていました。
ある日、プランブは、25番街埠頭にある発電所の煙突を写真に撮りました。ダンボールでできた丘の上のゴミ捨て場の上を飛行機が飛ぶのを見ました。
「地平線の彼方に見えるダウンタウンのビル群は、私にオズを連想させた。私の猫のパールは、アパートの屋上で見張っていた。」 ミミ・プランブ
プランブの日課は、廃校や廃墟となったガソリンスタンドを訪ねることでした。
「危険なほど自家製に近い」と謳う看板が立っている。
プランブにとって、サンフランシスコのケーブルカーの不思議な音は遠い世界のものであり、1960年代の理想主義はとうに過ぎ去ってしまったかのように思えました。
サンフランシスコの黄金都市は、その端々にほころびが見られ、貧富の差の拡大を物語っていました。
