flotsam books（フロットサムブックス）

2005年、写真家で詩人のRebecca Norris Webb（レベッカ・ノリス・ウェブ）は、故郷のサウスダコタ州の写真を撮り始めました。
この州は大平原にある人口の少ない辺境の州で、人よりもバッファロー、プロングホーン、ミュールジカ、プレーリードッグが多く生息しています。空間と静寂に支配されたサウスダコタの過酷で美しい風景は、残忍な風や異常気象の餌食となり、過酷で容赦のないものとなります。これが、ノリス・ウェッブが撮影を目指したサウスダコタの風景です。
しかし翌年、兄弟の一人が心不全で急死したことで、ノリス・ウェブのすべてが変わってしまいました。
「何ヶ月もの間、私の落ち着かない心を和らげてくれたのは、サウスダコタの風景だった...」
と彼女はこの本の後書きに書いています。私は疑問に思い始めた--喪失には独自の地理があるのだろうか？
このジャンルでは瞬く間に古典となったノリス・ウェブの美しいフォトブックが第2版として再版されました。レベッカ・ノリス・ウェブ: マイ・ダコタ--写真家の叙情的なイメージと彼女自身の落書きで再現された余裕のあるテキストを織り交ぜながら--は、西部とその天候についての小さくて親密な本であり、失われた兄弟のためのエレジーでもあります。

オランダの靴デザイナー Jan Jansenの作品集です。

カール・ラガーフェルドが「インスピレーションの場」と称賛した「The Vintage Showroom」は、コレクター、ファッションデザイナー、スタイリストから崇められているメンズ古着のユニークなコレクションで、そのユニークな作品を新しいデザインのソースとして貸し出しています。
テーラリングとドレスユニフォーム、ユーティリティとデニム、スポーツウェアとウェザーウェアの4つの章に分かれており、The Vintage Showroomではコレクションの中から最高の作品を紹介しています。

ロンドンを拠点に活躍するアーティスト・デュオ Adam Broomberg（アダム・ブルームバーグ）& Oliver Chanarin（オリバー・チャナリン）の写真集「GHETTO」です。
「Ghetto」は、タンザニアのリュコール難民キャンプ、キューバの精神病院、南アフリカのポールスモア刑務所など世界の12箇所にわたり、「ゲットー」（ゲーテッドコミュニティ）を大判のカラー写真で記録した作品です。

グラフィックデザイナーとクリエイティブな起業家のためのコレクター向けの出版物である本書「Color Library」は、グラフィックデザインの分野で近年最も話題になっているプロジェクトの一つの成果をまとめたものです。
Color Libraryプロジェクトは、アーティスト、デザイナー、写真家、印刷業者のためのカラープロファイルのデータベースで、新鮮でありながらもプロフェッショナルなカラーマネジメントソリューションを探している人たちのためのものです。
ベーシックカラーからメタリック、ネオン、パステルまで、様々な色の組み合わせを提供しています。

Ernst Haas（エルンスト・ハース）の「COLOR CORRECTION 1952-1986」です。

Larry Clark（ラリー・クラーク）の写真集「Tulsa」です。
俺は１９４３年オクラホマのタルサで生まれた。１６でアンフェタミンを初めて打って、３年間、仲間と打ちまくった。そしてある日、街を出た。でもそのうちに、またタルサに舞い戻って来てしまった。一度ハリが刺さると決して抜けないってことさ。（日本語版より）

アメリカの写真家Vivian Maier（ヴィヴィアン・マイヤー）の作品の全貌と輝き、その生涯の謎に迫るモノグラフの決定版です。
著名な写真キュレーターであり作家でもあるマーヴィン・ハイファーマンが執筆・編集し、モノクロ写真250点、カラー作品、その他の未公開資料を収録。

世界的に有名な写真家Joel Meyerowitz（ジョエル・メイヤーウィッツ）の序文と、キュレーターのColin Westerbeck によるテキストで、マイヤーのカラー写真の本質に光を当て、彼女のモノクロ作品や、アジェやフリードランダーのような彼女と親交のあったストリートフォトグラファーたちの写真の文脈の中で、カラー写真を検証しています。
150点以上のカラー写真のほとんどは書籍化されたことのないものであり、この写真集は、彼女が周囲の世界の解釈を記録し、提示することにどれだけ熱心であったかをその即時性で示しており、マイヤーへの理解を深めてくれます。

オランダの写真家 Sanne Sannes（サンネ・サンネス）の写真集「VISIONARY VISION OF SANNE SANNES」です。