flotsam books（フロットサムブックス）

本書は2014年に亡くなったLewis Baltz（ルイス・ボルツ）の最初の大規模な回顧展にあわせて刊行されました。ボルツは、彼の最初の「Prototypes」や「The Tract Houses」から「Park City」、 「San Quentin Point」、「Candlestick Point」、「New Sites of Technology」、「Venezia Marghera」まで、すべてSteidlから発行されています。この本は、ボルツの重要な影響と遺産を完全に検証するために、1970年代から写真と現代美術の文脈で同時にボルツの作品を探し出します。

ファッションデザイナー／写真家のHedi Slimane（エディ・スリマン）の約１０年間にわたる集大成ともいえる写真集「Anthology of a Decade」の分売シリーズ。イギリス編。

ベルリンの壁崩壊から30年後、東ドイツの写真について私たちは何を知っていますか？ベルリンのソニア・ヴォスと元東ドイツのいくつかの都市が率いる数年間の研究の結果、この本は、1980年から1989年の10年間に作品を発展させた16人の写真家の作品を紹介します。

アーティストの Wolfgang Tillmans（ヴォルフガング・ティルマンス）にとって、ポートレート写真とは、写真家と被写体の共同作業によるプロセスです。
ティルマンスの写真はしばしば「カジュアル」と評されますが、実際にはモデルとの対話を通じて慎重に構築されたプロセスの結果です。被写体は、世界的に有名なロックスターであれ、家族の一員であれ、いずれも脆さと尊厳の両方を投影しています。
本書では、1988年から2001年の間に撮影された彼のポートレート写真の中から、ティルマンス自身が選んだ最高の作品を紹介します。被写体には、映画監督ジョン・ウォーターズ、建築家レム・コールハース、ミュージシャンのモービーやマイケル・スタイプ、女優イルム・ヘルマンやクロエ・セヴィニー、そしてアーティストの家族や友人たちが含まれています。

ドイツの写真家 Wolfgang Tillmans（ヴォルフガング・ティルマンス）の作品集「KAISERRINGTRAGER DER STADT GOSLAR 2018 」です。
本書は、功績を認められた現代美術家に贈呈される「カイザーリング（皇帝の指輪）」の受賞と、それを記念して2018年から2019年に渡ってメンヒェハウス近代美術館（ドイツ）で開催された展覧会に伴い刊行された一冊。

ドイツの写真家 Wolfgang Tillmans（ヴォルフガング・ティルマンス）の展覧会「FRAGILE」展のカタログです。
本書は、2018年にMusée d'Art Contemporain et Multimédias（コンゴ共和国）、GoDown Arts Centre（ケニア共和国）、ヨハネスブルグ美術館（南アフリカ共和国）などアフリカ内の美術館を巡回した個展「FRAGILE」の開催に伴い刊行。展覧会では1986年から2018年までに制作された200以上にも及ぶ作品を見ることができた。本書は、各会場で地域貢献活動の一環として出版された。

ドイツの司祭、民族学者 Martin Gusinde（マルティン・グシンデ）の写真集「L'ESPRIT DES HOMMES DE LA TERRE DE FEU」です。1918年から1924年の間にグシンデは4回にわたり南アメリカ大陸南端部に位置する諸島「ティエラ・デル・フエゴ」を訪れ、セルクナム族、ヤマナ族、アラカルフ族の綿密な調査は、今は消えてしまったこれらの集団の証言を構成しています。タイトルは「火の土地の人の魂」とでも訳すのだろうか。とても良い。

1948年、ドイツ生まれの Klaus Baumgartner（クラウス・バウムガートナー）は、2013年に亡くなるまで、教師、彫刻家、コラージュアーティスト、グラフィックデザイナー、写真家として様々な才能を発揮しました。
写真作品についてはあまり知られていませんが、作品の重要な部分です。 この本で美術史家のHans Locherは、アーティストのイメージ制作能力を中心に語ります。 Baumgartnerの写真における視線は、1930年代のMoholy-Nagy、Kertesz、Wolsのそれと似ています。 彼の写真の多くには、天候や影だけでなく感情においても明瞭な見方と暗さの特徴を持っていました。さらに、私たちはこれらのイメージの中で特異なプラスチックの物体を思い出すことに遭遇します。

ドイツの写真家 Wolfgang Tillmans（ヴォルフガング・ティルマンス）の展覧会「Zacheta Ermutigung」展のカタログです。

Michael Schmidt（ミヒャエル・シュミット）は、ドイツを代表する戦後の写真家のひとりです。彼の絶版となっていたアーティストブック『Ein-heit（統一）』では、政治体制の普遍的な図像と、それらが描き出す人間像を辿っています。
個人と国家の複雑な関係性に切り込み、マスコントロールに内在する個性の喪失に私たちはどう抗えるのかを問いかけています。

ミヒャエル・シュミットは、現実を妥協なく見つめる視点で、既に発表された写真と自身が撮影した写真とを混在させ、現実と想像の境界が溶け合うような、連想と感情が綿密に織り込まれた構造を作り上げています。

このアーティストブックの第2版は、1996年に刊行された初版と再び向き合う形で出版されました。