flotsam books（フロットサムブックス）

Maurice Renoma（モーリス・ルノマ）は、スタイリスト、デザイナー、写真家として知られるフランスのクリエイターです。
1960年代にフランスのポップスタイル「ye-ye（イエイエ）」を打ち出し、既成のファッションルールを覆すことで大きな注目を集めました。その後は写真へ活動を広げ、「モドグラフィー（ファッション＋写真）」という独自の世界観を築きます。ルノマは自らのイメージを修正し、構成し、遊び心を加えることで、完全に非現実的でありながらも強烈に魅力的な作品へと仕上げます。

本書は、50年にわたる彼の創作活動をまとめた一冊で、セルジュ・ゲンズブールやカトリーヌ・ドヌーヴといったスターとの関わりや、パリ上流社会の象徴的存在としての彼の姿を紹介します。ルノマの革新的な作品と影響力をわかりやすく振り返ることができる内容です。

1990年代ニューヨークとパリのファッション×アート・シーンを切り取った、刺激的なスクラップブック 登場するのは、Bernadette Corporation、Susan Cianciolo、BLESS、DIS。

ニューヨークとロンドンを拠点とする批評家・キュレーター、Jeppe Ugelvig（イェッペ・ウゲルヴィグ）が、本書においてファッションとアートの境界を横断する実験的実践の歴史を振り返ります。Bernadette Corporation、Susan Cianciolo、BLESS、DISの活動を中心に、社会が大きく揺れ動いた時代における、アートとファッションのあいだでの生産方法の探求を辿ります。

希少かつ未公開の写真やエフェメラを豊富に収録し、洋服のアトリエからファッション写真のポストプロダクション編集室まで、ファッションにおける仕事の複雑で刺激的な全貌を描き出します。

『Yohji Yamamoto "Perspective Libre"』は、Mathias Augustyniak（マティアス・オーガスティニアック）とMichael Amzalag（ミカエル・アムザラック）によるクリエイティブ・ユニットM/M(Paris)とのコラボレーションのもと、フォトグラファーにJulien Martinez Leclerc（ジュリアン・マルティネス・ルクレール）、スタイリングにJoe McKenna（ジョー・マッケナ）を迎えた限定フォトブックです。 10インチレコード付。

リック・オウエンスの１０年を記念して出版された写真集。ショーの写真やバックステージ、リック・オウエンス本人が撮影した風景写真、建築物等が掲載されております。

世界が語る コム デ ギャルソン。NHKハイビジョン番組から生まれたビジュアルと言葉の新しいドキュメント（本書カバーより）。

1982年の創設以来、Stone Island はファッション、ラグジュアリー、ストリートウェアを融合させた最先端のアウターウェアによって世界的なカルト的支持を獲得してきました。本書の改訂版では、近年のコラボレーションを特集した章が追加され、ブランドの広がり続けるユニバースを紹介しています。

本書『John Galliano: Unseen』では、ファッション評論家クレア・ウィルコックスによる簡潔な解説文が各コレクションを紹介。
ガリアーノ独自の豊かで特異なディテールに満ちた作品群、そして信頼するコラボレーターたちによる熱気あふれるバックステージの様子を捉えています。
『Vogue』誌で長年バックステージフォトグラファーを務めたロバート・フェアラーならではの視点で撮影された写真は、初公開となるものも多数収録。
世界でもっとも華麗で革新的、そして物議を醸すファッションデザイナーのひとりであるガリアーノが、キャリアの絶頂期に生み出した贅沢で遊び心に満ちたクリエーションの魅力を余すところなく伝えています。

本書は、世界で最も才能にあふれ、大胆で挑発的なデザイナーのひとり、Alexander McQueen（アレキサンダー・マックイーン）の創造的な精神と世界、そして彼のビジョナリーなコレクションを形づくった多様なテーマや参照源へと読者を誘います。

本書は初めての本格的なマックイーン研究であり、展覧会「Alexander McQueen: Savage Beauty」における主要テーマ――テーラリング、ゴシック、プリミティヴィズム、ナチュラリズム、フューチャリズム――を探究しています。

1983年、日本のデザイナー Issey Miyake（三宅一生）は『NEW YORKER』誌に対し、自らの願いは「前進し、型を破ること」だと語りました。その後に続いた境界を超えるファッションラインにより、彼は型を破るだけでなく、服という概念そのものを作り変えました。
詩情と実用性を独自に融合させた彼の作品は、伝統・現代技術・日常的な機能の境界を曖昧にしています。

1960年から2022年までの ISSEY MIYAKE の服を網羅的に収めた本書は、そのビジョンと大胆さに専門的な視点を注ぎます。
本書は北村みどりの企画・構想によるもので、三宅デザイン事務所を設立する以前の初期から続く、素材と技法における独創性を探ります。
三宅との約50年にわたる共同作業を基盤とし、北村は「一枚の布」コンセプトをはじめ、1980年代の「ボディ・シリーズ」、〈ミヤケ・プリーツ〉シリーズ、そして〈プリーツ・プリーズ〉に代表される実用的な日常着に至るまで、素材と技術革新の百科事典的な記録を構築しました。

2016年、Nike とヴァージル・アブローが手掛けたプロジェクト 「The Ten」 を記録した書籍。
Air Jordan 1、Air Max 90、Air Force 1、Air Presto など、ナイキを代表する10足のモデルを再構築し、新たな解釈を加えたコレクションです。

本書 『ICONS』 には、試作品の写真、ナイキのアーカイブ資料、アブローとデザイナー陣とのやり取りなどが収録され、制作の背景やプロセスを知ることができます。スウッシュを切り取り縫い直したエア ジョーダンや、引用符付きのテキストが配されたエア フォース1など、特徴的な手法の数々を通じて、アブロー独自のアプローチが具体的に示されています。
デザイン、カルチャー、アートの視点からスニーカーを読み解くことができる一冊です。