flotsam books（フロットサムブックス）

フランスのアーティスト Sophie Calle（ソフィ・カル）の作品集「AINSI DE SUITE」です。アーティストブックとカタログ・レゾネの間ともいえるこの本では、1979年から2003年までの「M'as-tu vue」に収録されていなかったシリーズや、2003年から今日までの作品や進行中のプロジェクトなどを収録しています。

イギリス人アーティスト Toby Mott（トビー・モット）のパンクコレクション Mott Collectionからオリジナルポスター、チラシ、レコードカバー、写真、エフェメラなどを紹介した作品集です。

16世紀から19世紀までのアンティークレースをまとめた作品集「THE ART & CRAFT OF OLD LACE」です。

メキシコのアーティスト Danel Guzman（ダニエル・グズマン）の作品集「CHROMOSOME DAMAGE」です。グズマンの作品はメキシコと古代の心像が文脈を受け継ぐイメージです。このシリーズでは女神とアステカ文明の地母神の象徴と図像を描画します。各ドローイングは複数の手や乳房を持ち、手足を拡張させ、神秘的で悩ましげな変貌をした剥き出した歯と膨らんだ目を持ち、足は木の幹になりヘビはその周りに巻き付きついた、ひとりの官能的な女性像を表します。素朴な茶色、ピンクそして赤を使用し、パステル、木炭、インクで描かれたこれらの作品はじれったいほど豊かで刺激的です。

PROVOと呼ばれるオランダの過激派グループ、カウンターカルチャーから、アンダーグラウンドポルノグラフィ、フリーラブ、ブラックパンサー、女性解放運動、反体制アナキズムからパンクまで雑誌や広告、切り抜きなどをまとめた1960年代から70年代にかけての10年間のアメリカとオランダのカウンタープレスの究極とも言える１冊。

オランダの芸術思想集団 Toyists によるプロジェクト「TOYISM」をまとめた作品集です。

1961年4月8日、MV Daraというインド、パキスタン、ペルシャ湾の間を結ぶ船が、ドバイの港で沈み、238名が命を落としました。いくつかの遺体は発見されず、行方不明者の遺族は未だに彼らを捜しています。 <br>写真家 Olivia Arthur（オリヴィア・アーサー）による新しいプロジェクト STRANGERは、50年後にドバイに戻る遺族を想像し、彼らが見るであろうものです。写真や小さな逸話を通して、読者は畏敬の念と疎外感の両方を都市から受けます。1960年代の90万人から200万人以上の人口に息もつけない程の早さで成長し、富を約束により、世界中から人々を呼び込み続けている都市ドバイ。 <br>プロジェクトの骨格は難破船の物語であり、読者を歴史の中を前後に揺り動かし、はかなさとドバイのうわべの性質を思い出させます。 このはかなさを反映し、ドバイに住む人々がしばしば経験する寂しさと自らの喪失を示唆するように半透明な紙に印刷されています。その結果、幾層になったイメージが視界を明減し、引用、記憶、難破船自体のイメージが点在します。

「LIFE IS STRANGE」は２０世紀のオランダの家族のリビングルームに流れこむイメージの目まぐるしい程の洪水を解剖し表示します。写真の急速な発展は、誰もが世界の隅々で行われている未知の出来事に参加するチャンスを与えました。 劇的な事故、異常な出来事、遠くの人々、驚くべき発明、珍しい習慣、および伝説的な人物の写真など。オランダの雑誌「Het Leven」はこれらを「Photographic all-sorts from everywhere」と呼びました。1200万枚を越えるコレクションのアーカイブスからセレクトされ、アムステルダムの写真美術館 Huis Marseilleで開催された展覧会に併せて刊行されたカタログです。デザインは-SYB-。

現代アートとストリートカルチャーを結ぶ重要な展覧会 BEAUTIFUL LOSERS展に合わせて刊行されたカタログ。

国際的に評価の高いイタリアのアーティスト Paolo Ventura（パオロ・ヴェンチュラ）の作品集「Lo Zuavo Scomparso」です。記憶に焦点を当て、記憶の独自の構造を元に現実や過去や空想の間を行き来しながら、シュールで夢幻的な作品が並びます。