flotsam books（フロットサムブックス）

1996年のロンドン、Alexander McQueen（アレキサンダー・マックイーン）は、ロンドンのイーストエンドにあるホークスムーア名画座クライスト・チャーチを舞台に、おそらく地球上で最も素晴らしいファッションショーを開催しました。

ステンドグラスを背景に、キャンドルを灯した十字型のキャットウォークが、並外れたコレクションのトーンを決定づけました。
レースとシフォンが共存し、クチュールやクラブカルチャー、デジタルプリントの服が肩を並べました。「ダンテ」は、アレキサンダー・マックイーンのキャリアを象徴するコレクションとなりました。 本書では、バックステージで撮影されたユニークな写真を中心に、デザイナー、モデル、服の未公開の生写真を収録しています。
マックイーンと共にショーを成功に導いたファッションクリエイターたちが、デザイナーのキャリアにおいて極めて重要なこの時期を振り返り、ダンテが真に画期的なものであった理由を考察しています。
キャットウォークで披露された服の新たなイメージは、このコレクションがなぜ特別なものであったかを教えてくれるでしょう。

本書はアレキサンダー・マックイーンとの仕事で知られる著名なジュエリーデザイナーShaun Leane（ショーン・リーン）のライフワークを包括的にビジュアルで記録したものです。
ショーン・リーンは高貴で、詩的で、永遠を感じさせる、現代にマッチした新しいジャンルのジュエリーを創り出しました。

本書は、ファッション性の高い写真と、作品の詳細なクローズアップを組み合わせた、息を呑むような写真で構成されています。
写真家のニック・ナイト、ロバート・フェアラー、クリス・ムーアが撮影した写真と、リーンの親友アン・レイが記録した未公開のバックステージの写真エッセイを収録しています。

Veronique Branquinho, Xavier Delcour, Angelo Figus, Raf Simons, Olivier Theyskens, Bernhard Willhelm等、アントワープシックス、Martin Margielaに続く新しいベルギーのファッションデザイナーを紹介した１冊。

ベルギーのグラフィックデザイナー、Julie Peeters（ジュリー・ピータース）が編集とデザインを担当した写真ストーリーの年刊誌「BILL」の第３号は、イメージを重視し、テキストを伴わない視覚的な読み物となっています。
今回の特別号では、レアなファッションブックを紹介するInstagramのアカウント「RareBooksParis」とピータース自身のブックコレクションからストーリーを抽出し、2つの個人的なライブラリーの対話として読み解くことができます。
青木正一、マルタン・マルジェラ、ライザ・ジマーマンブルーム、ジョシュア・A・ウォーカー、ロバート・マンゴールド、藤森武、エットレ・ソットサスJr..、ロバート・モリス、アンダース・エドストロームなどが寄稿しています。

スウェーデン発のファッションブランド「ACNE」が2005年から2014年まで年2回のペースで発行していた「Acne Paper」から雑誌のアーカイブの中から最高の作品を選んでまとめた書籍です。
ファッション誌は、広い意味でのカルチャーに焦点を当て、過去がどのように現在に影響を与えているかに鋭い目を向けたエディトリアルミックスの一要素に過ぎませんでした。
写真、アート、文学、ジャーナリズムを通して探求される永遠のテーマによって語られる「Acne Paper」は、様々な世代のトップレベルの貢献者の作品を掲載し、そのエレガントなアートディレクションと高い生産性が賞賛されました。

本書はRichard Avedon（リチャード・アヴェドン）は、1940年代から21世紀初頭にかけて、アメリカで最も人気があり影響力のある広告写真家の一人で、世界文化の中で影響力を持つマディソン・アベニューを象徴するような作品を制作しました。

アヴェドンは、モデル、コピーライター、アートディレクターなどの有能な人材と協力して、Revlon, Chanel, Calvin Klein, Dior, Versace などのキャンペーンで、特にファッションとビューティの分野で、消費者に新しいものを受け入れるように促すイメージを制作しました。

本書「Avedon Advertising」は、戦後の繁栄が消費者に新しい体験をもたらした活気に満ちた1940年代と1950年代、爆発的な勢いの60年代、そしてセレブリティ文化と世界的なブランド認知度で定義された時代に至るまでの記憶に残る広告を再現し、この物語を語ります。

No.A から No.E まで続いた人気雑誌「Number Magazine」が「A Magazine」としてリニューアルした第1号の限定復刻版。毎号国際的なデザイナーを編集者に招き、シーズンごとに新しいコレクションを作るように 自由に表現・デザインしています。
この復刻版は、印刷物としてのコレクターズアイテムであると同時に、マルジェラの創設時の理想、すなわち、服作りの解体や写真における古典的な理想の破壊から、ストリートキャスティング、型破りな美しさ、破壊的なコミュニケーション、そしてファッションやオブジェクトデザインの概念に対するダダイスト的なアプローチに至るまで、現在も関連性があることを証明しています。
2021年の復刻版は、オリジナルの雑誌の紙質や表紙の処理を合わせて、表紙から中身まですべてオリジナルのままで復刻しています。裏表紙には、現在の編集チームによる短い説明文が掲載されています。

ヴァージル・アブローにとって、美術館のカタログは「すべてに疑問を抱く」もうひとつの機会でもあります。
アーティスト本人との緊密なコラボレーションにより制作されたこのモノグラフは、3冊の本を1冊にまとめた形式でアブローの創造的な成果を探求しています。
カタログのセクションでは、アブローの学際的な実践の概要を紹介し、アート、ファッション、デザイン、建築の主要な声を集めたエッセイやインタビューを掲載しています。
アーカイブのセクションでは、アーティストの個人的なファイルから引き出された1,800点以上の見たことのないイメージから、彼の影響とコラボレーションの幅の広さが明らかになっています。
索引のセクションでは、アブローの作品とプロジェクトやプロセスを参照しています。

フランスのファッションデザイナー Pierre Cardin（ピエール・カルダン）の作品集です。
「私が好む服は、まだ存在しない人生のために発明したもの、明日の世界です。」
ピエール・カルダン

河野富弘の特徴的な作品である「head props」はj本書の主題です。
セッションヘアスタイリストとして国際的なキャリアを確立させテイル河野は2013年以来、新しい領域に挑戦しました。
本書は、河野が人間の頭を装飾するための斬新なデザインを生み出すまでの道のりとインスピレーションを記録したもので、彼の妥協しない姿勢が伝わってきます。
詳細なスケッチ、開発モデル、完成したコンセプトが満載で、視覚的に印象的なヘッドデザインだけでなく、造形美の中に機能性を重視していることがよくわかります。