flotsam books（フロットサムブックス）

身につけられるアートの現代的な動きを例示するコート、ジャケット、ハンドバッグなどの衣服を紹介しています。

イタリアのStazione Leopoldaで開催された 「UNIFORM」（ユニフォーム）展のカタログです。本書は、社会的機能の変化を探るために、織物、広告キャンペーン、アイコンの衣服、象徴的なイメージ、漫画、そして映画など広範囲にわたり、ファッションの歴史と現在である複雑なシステムの旅程を遡って、ユニフォームの言語と美学の前例のないデコードを提供します。

テキスタイル・アーティスト Sheila Hicks（シェイラ・ヒックス）の作品集「Weaving as a Metaphor」です。
この興味深い本では、シェイラ・ヒックスが過去50年間に制作してきた織物と鍛造の小さな作品を検証しています。独特の色彩、思慮深い構成、物語性を持つこれらのミニチュア作品は、アーティストの作品へのアプローチの出現と連続性を明らかにします。

マルタン・マルジェラが1997/98年冬のコレクションで、彼女たちのファーウィッグを使った事でも有名なドイツ人デザイナーデュオ（デジレ・ハイスとイネス・カーグ）「BLESS」の10年の活動を記録した限定写真集です。

ハンドメイドシューズブランドnir（ニル）が展覧会「customized by nir exhibition ZOMBIE BAG/PARASITE SNEAKERS」」に際して製作したジンです。

2012年から発表を続けている「寄生」をテーマにしたカスタムスニーカーを2018年の最新作まで全14種類をアイデアスケッチと共に時系列で紹介しています。

作品づくりはリサイクルマーケットでの探索に始まりました。
古靴の山の中から素材として使える物を掘り出し、買い集めます。
買い集めたスニーカーはそのまま眺めるだけで終わるものもあれば、バラバラに解体されるものもあります。
履きつぶされて変形した靴に、風化してしまったもの特有の“美”を見つけて、その“美”をより際立って魅力的に見せる為にどうしたらいいのか考えます。
スニーカーを凝視することで見えてくる構造の隙間に、nirが得意とするヌメのレザーでハンドステッチやカッティングワークを施し、実用的によみがえらせるのです。。

寄生虫に冒されたゾンビのように生まれ変わったスニーカーには、それぞれ実在する寄生虫や擬態する昆虫の名前をつけました。
最初の作品は2012年にアディダスの“フォーラム”を使った“カラミサス”という名前のスニーカーです。甲虫の背中の様なフォルムが特徴的で名前は南国の異形の虫からとりました。

これまでアディダスのフォーラム、スーパースター、スタンスミス、、ナイキのエアフォースワン、コルテッツ、コンバースのオールスター等の定番スニーカーが主に素材として使われています。
2018年の現在まで全14種類を発表しています。

アーティスト Joke Robaard と作家 Camiel Winkelによる作品集「ARCHIVE SPECIES: Bodies, Habits, Practices」です。
本書は1970年代以降の印刷媒体における服を纏う身体の研究です。雑誌や新聞などから収集した膨大なアーカイヴをダイナミックに再編集、再構築しファッション写真の隠れた文化的、政治的な層を暴露し、身体、物体、行動の重要なつながりを特定します。

「OUT OF FASHION/THE NEW FASHION」は触知できる宝物です。 現在のファッションの速い動向から離れたテキスタイルの避難場所にあなたを連れていってくれる本です。長く忘れられた織物メーカーと方法に出会うカラフルな世界旅行に関しての本です。時間を戻るのではなく、私たちを未来に導きます。静かなブランディング、修繕、瞑想的な服装と縫い目のない製作が、私たちが何を再現しているかを創造するものです。

1971-1984年。この期間に生み出されたファッション、音楽、アートなど様々なムーヴメントはアンダーグラウンドでありながら、今も人々をインスパイアしつづけています。このシーンを包括的に回顧した全9巻・1468ページ・掲載800点以上に及ぶアートブック。

時代を超えた衣服、喜びを身に着けられる服を使ってファッションを創造し、数十年にわたってファブリックに関する実験に取り掛かる国際レベルのハイテクアパレルの父である Massimo Osti（マッシモ・オスティ）の研究「IDEA FROM MASSIMO OSTI」です。

寒さと貧しさの中から生まれたサバイバルのかたち、奇跡のテキスタイル・アート、"ぼろ"。本物のエコロジーは美しい。

リサイクルという言葉の白々しいほどの、布への愛着とともに生きた人々。優れたアウトサイダー・アートが色号現代美術作家に与えるショックのように、雪国の貧農が生んだ思いがけない美の世界が、デザインに関わるすべての人間に根源の問いを突きつける。（本書帯より）