flotsam books（フロットサムブックス）

ドイツのアーティスト Blinky Palermo（ブリンキー・パレルモ）のミュンヘンのthe Metropol Kunstraumで開催された展覧会「Blinky Palermo Drucksachen」にあわせて刊行されたカタログでアーティストBlinky Palermoに関する印刷物の個人コレクションを掲載しています。

イギリスの写真家 Mark Power（マーク・パワー）の写真集「Good Morning, America (Volume one）」です。
過去6年間にわたり写真家のMark Powerは、アメリカをあちこち旅して、自らを再定義しようとしている国の複雑な視覚的な物語を作り上げてきました。
この新しい写真集「Good Morning,America（volume one）」は、この進行中のプロジェクトの結果として、Powerが今後五年間に製作する5冊の本シリーズの最初の一冊です。
それは、アメリカの文化的・物理的景観と、現実と神話の多様性の両方を、個人的かつタイムリーに探求することを意味します。

アメリカの写真家 Cara Phillips（カーラ・フィリップス）の写真集「Singular Beauty」です。
美容整形の為の医療機器を写した写真集です。物言わぬ機器が何故か、美しさとは何か？と問いかけてくるようです。

イギリスの写真家 Olivier Pin-Fat（オリビエ・ピン・ファット）の写真集「MEAT」です。
「MEAT」は主に体型、変形、肉、肉体に関するものです。 すべての事物がどのように崩壊するのか、あるものから別のものへと変化し、最終的には灰に分解されます。火葬後に残る骨片と灰の積み重ねは、まるでホテルで迎える新しい朝のために用意された枕のように見えます。

ウクライナのリヴィウ在住の写真家、ヴァチェスラフ・ポリアコフ（Viacheslav Poliakov）の作品集「LVIV - GOD’S WILL」です。

「ソ連崩壊後、グローバル化の拡大と共にウクライナ全土の公共空間において、素朴な視覚的サブカルチャーが広く普及した。偶然の相互作用や本来無関係の人々による手当たり次第の介在によって、にわか作りの彫刻が並べられる光景が姿を見せたのだ。それは国民たちの見境のない行動や誤解、破壊行為、そして自然植生の狂奔の末生み出されたプロダクトとでもいうようなものである。だが結局、これらの思いもよらない出来事は誰の責任でもない。全ては神の思し召しなのだ。」

イギリスの写真家 Mark Power（マーク・パワー）の写真集「THE SOUND OF TWO SONGS 」です。
この美しい本は、都会と田舎、古いものと新鮮なもののイメージの間を行き来しながら、カラフルなアパートと光り輝くショッピングセンターの新しい展開に対する共産主義時代の崩壊した都心の住宅地を写します。
Mark Powerのプロジェクトでは、世界規模の資本主義がポーランドの景観に及ぼす影響を調査し、都市の景観を支配する広告の装飾を写し、国の腐敗と熱望をはっきりと対照として表しています。

ハリケーン・カトリーナがニューオリンズを襲った10年後、写真家はそこに暮らす市民を撮影するプロジェクトを開始しました。そして、そこの誰もの日常の中に音楽があり、音楽がこの都市の再興の鍵であることに気がつきます。教会や真鍮のバンド、マルティグラの衣装、夜遅くまで開いている穏やかなバーの輝き。写真家はこの都市の魂の肖像を写し撮ります。

ベルギーの写真家 Max Pinckers（マックス・ピンカーズ）の写真集「Margins of Excess」です。
「Margins of Excess」では現実とフィクションが絡み合っています。私たちをばかにするのではなく、私たちが世界を知るために使用するカテゴリの主観的および架空的性質を考慮した、より複雑な世界観を明らかにします。そしてそれは、もう一度、表面的な不条理を祝うのではなく、ノイズ、ざわめき、パルプ、嘘、夢、パラノイア、皮肉、怠惰を突き抜け、すべての複雑さにおいて「現実」を受け入れることです。

アメリカの写真家 Jack Pierson（ジャック・ピアソン）のタカイシイギャラリーで開催された個展にあわせて刊行された写真集「Pretty Lies」です。冊子は綴じられておらず、一枚一枚の織り込まれたページで構成されております。

西海岸のアーティスト Raimond Pettibon（レイモンド・ペティボン）のMuseum der Moderne Salzburg他で開催された展覧会に合わせて刊行されたカタログ。1980年代から今日まで、約600点の作品を掲載しています。